郵便振替について

まず、ゆうちょ口座には現在、

の二種類がある。

そして、郵便振替のシステムを理解するには、各種取扱いの名称を正確に覚えると理解しやすいと思う。ちなみに、その口座が自分の口座であるかそうでないかは名称には影響しないことを覚えておこう。

お金を郵貯口座に入金する→ 払込(はらいこみ)
郵貯口座から別の郵貯口座にお金を移動する→ 振替(ふりかえ)
お金を郵貯口座から出金する→ 払出(はらいだし)

さらに郵便振替には、その手続きをするのに二通りの方法がある。

郵便システムを利用し文書扱いで送金する→ 通常(つうじょう)扱い
ATM・パソコン等を利用し電信で送金する→ 電信(でんしん)扱い

※ ただし、総合口座では通常扱いはできず、必ず電信扱いでの送金となる。(振替口座はどちらも可能)

と言うことで、各送金パターンでの名称は以下の通り。

送金元\送金先現金振替口座総合口座
現金通常扱い現金書留通常払込-
電信扱い(電信為替)電信払込電信払込
振替口座通常扱い通常払出※(通常振替)※-
電信扱い電信払出電信振替電信振替
総合口座電信扱い電信払出電信振替電信振替
※ 現金→現金のは、無理矢理当てはめてみただけです。

※ なお、完全民営化に伴い、通常払込以外の通常扱いは事実上消えてしまった。(電信為替も廃止)

もともと郵便振替には「振替口座の通常扱い」しか無かったが、コンピューターの発達により電信扱いが導入された。やがて預金機能しかなかった総合通帳に送金機能が新たに付けられ、「総合通帳からの電信振替」が可能となる。その歴史の名残で当時は、一般的に郵便振替というと通常扱いを差すことが多かった。この頃には総合通帳によるATMでの電信振替が郵便振替の一種であることすらあまり知られていなかったが、総合通帳の名称に「ぱ・る・る」愛称が付けられ、インターネットオークションなどが普及して利用率が増えてくると、その立場が逆転し、単に郵便振替と言うと「ぱるる口座による電信振替」を差すことが多くなってきたようだ。

とはいえ、単に郵便振替と言った場合に通常扱いと電信扱いのどちらを差すかは、人によって完全に認識が違う可能性が高く非常に曖昧なので、他人に伝える場合はしっかりと何扱いかなのかを明示したい。

郵便振替は『通常払込』と『電信振替』以外はマイナーで、ほとんど利用されてないのが現状だ。ATMで手続きができるのがその二種類だけであることからも、その二種類のみが極端に利用されていることが伺える。通常振替の15円は本当に安いのだが、完全民営化の際に廃止になってしまった。

最後に、ゆうちょのオフィシャルページがものすごく見づらいので、郵便振替の料金をまとめてみた。

区分\金額新サービス旧サービス
3万円未満3万円以上1万円以下10万円以下100万円以下
払込み通常払込み窓口120円 (110円)330円 (320円)100円 (90円)150円 (140円)250円 (240円)
ATM80円 (70円)290円 (280円)60円110円210円
電信払込み525円735円210円340円600円
振替通常振替廃止15円
電信振替窓口140円140円
ATM120円(平成21年9月30日まで無料)120円
PC・携帯110円(平成21年5月7日から月5回まで無料)110円
払出し通常現金払一般の扱いは廃止 (400円)140円230円600円
電信現金払証書払証書留置廃止200円440円760円
速達地域廃止550円790円1,320円
速達地域外廃止280円520円1,050円
窓口払い630円180円390円680円
居宅払速達地域廃止970円1,210円1,530円
速達地域外廃止700円940円1,260円
※ ()内は、MTサービスを利用した場合の料金

なお、郵便振替での一番安い送金方法は下記の通りとなる。

送金元\送金先現金一般振替口座総合口座
現金現金書留(500円)通常払込[ATM](80円)電信払込(525円)
振替口座電信払出[窓口払](630円)電信振替[PC/携帯](110円)電信振替[PC/携帯](110円)
総合口座電信払出[窓口払](630円)電信振替[PC/携帯](110円)電信振替[PC/携帯](110円)
※ ()内は3万円未満の料金/現金書留は一番安い場合

※ 自分の口座に自分でお金を出し入れするのは特定条件により無料。


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